疋田泰彦三回忌追悼コンサート

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　疋田泰彦三回忌追悼コンサート

『疋田泰彦三回忌　追悼音楽会および遺作展』　
　　　2008年10月13日(月)午後1:00　＜奈良：あとりえ泰祥苑＞

出演：ソプラノ：南雲英代　チェロ：渡部良　ピアノ：正田歩

　疋田泰彦、洋子ご夫妻に、私が初めてお目にかかったのは、本日のチェロ奏者：渡部良さんとピアニスト：正田歩さんの結婚式でのこと。　偶然、私の向かいの席にご夫妻が座られて、自然農法や山の話で大いに盛り上がりました。　正田さんが私のサロンコンサートに出演してくださるようになってからは、ご夫妻揃って毎回来場し応援してくださっていました。　突然の訃報に驚いてから、あっという間の二年でした。　会場は、疋田泰彦さんが画家として第二の人生を歩まれる為に建てられた『あとりえ泰祥苑』。　今日は、出演者三人で心を込めて演奏させていただきました。

＜第一部＞

L.ベートーベン「チェロソナタ第２番」　チェロ、ピアノ（クリック）
1796年ベルリンで書かれ、チェロの名手であったプロイセン国王フリードリヒに献呈されました。　初演ではベートーヴェン自身がピアノを弾き御前演奏。　王を意識しチェロパートはたっぷり歌わせ、いたるところに華やかなピアノのパッセージをちりばめたのは、自分が王の御前で演奏することを意識していたからだと思われます。

F.ショパン「ノクターン第８番」　ピアノ（クリック）
この曲は、ショパンがテレーズ・ダボニー伯爵夫人に捧げたことから“貴婦人の夜想曲”と呼ばれています。

A.ペスタロッツァ「チリビリビン」　ソプラノ、ピアノ（クリック）
トリノ方言で書かれた楽しいラヴソング。
G.ロッシーニ「狂宴（バッカス祭）」　ソプラノ、ピアノ（クリック）
コミック・オペラを数多く作曲したロッシーニの、酒と女性を讃える歌。
G.ロッシーニ「ダンス」　ソプラノ、ピアノ（クリック）
数あるイタリア歌曲中、最も早口で舌を噛みそうなくらい言葉が詰まった名曲。
シチリアのダンス｢タランテラ｣のリズムに乗せて書かれています。

岡田正昭「秋がピアノを弾いている」　ソプラノ、ピアノ（クリック）
現役の、大阪の作曲家の作品。　伴奏がシンプルなので「アレンジしてもかまいませんか？」とお聞きしたら「どうぞ、どうぞ」とおっしゃるので、今回は正田歩さんバージョンで演奏します。
清澤久恵「千の風～限りないいのちに包まれて」　ソプラノ、ピアノ（クリック）
とても有名になった曲とは別で、合唱曲として書かれたものを今日はソプラノソロにアレンジして演奏します。

故：疋田泰彦さんの想い出を語る疋田洋子さん

Wa_ga Yukan_to suru michi_wa

「我が行かむとする道は」

＜第二部＞

ピエモンテ民謡　「ワインの歌」　ソプラノ、チェロ、ピアノ（クリック）
大地からぶどうの木、木からぶどうの房、房は収穫籠へ、収穫籠から樽へ、樽から口へ、口からお腹へ、お腹から大地へ、とピエモンテの土地賛歌を方言で歌います。

新井満「千の風になって」　エレクトーン、ピアノ（クリック）
疋田洋子さんがエレクトーンを演奏、正田歩さんのピアノとデュエットです。　「この曲が弾けるようになったら、悲しみから一歩前進です」と、一所懸命練習されました。

J.オッフェンバッハ「バルカローレ（舟歌）」　ソプラノ、チェロ、ピアノ（クリック）
オリジナルは二重唱ですが、本日はチェロの音色と三重奏にアレンジしました。
S.ドナウディ「明るい懐かしの地よ」ソプラノ、チェロ、ピアノ（クリック）
フランス人とイタリア人のハーフであるドナウディーが作り出すメロディーには、何ともいえないロマンチックな雰囲気があります。
デ・クルティス「忘れな草」　チェロ、ピアノ（クリック）
本来、テナーが歌う名曲ですが、本日はチェロ独奏と？？
L.アルディーティ「くちづけ」　ソプラノ、チェロ、ピアノ（クリック）
華やかなメロディーに乗せて「私が愛だけに生きられるように、私の側に来て」と歌います。

アンコール
G.ロッシーニ「猫の二重唱」ならぬ「三重唱」。　三匹の猫たちが、にゃ～。（クリック）
C.A.ビクシオ「マンマ」勢いのあるイタリアのマザコンソングですが、若い兵士が戦地から喜び勇んでマンマの元に帰る様子を歌ったもの、と聞けばなるほど納得！（クリック）

イタリア音楽協会L.S.N. 
 Tel/Fax 06-6491-1219

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