今月のお便り　　2008年1月13日号　イタリア音楽協会 L.S.N.

今日は、奈良若草山の山焼きですね。　皆様、いかがお過ごしでしょうか？　2008年初めてのお便りをお届けします。

昨年12月3日(月)に開催された『サロンコンサートN.22』、「ポンペイ・火の山の麓」、お楽しみいただけましたでしょうか？　師走のお忙しい中、ご来場くださいました皆様、ご協力くださいました皆様、ありがとうございました!!　皆様の真心に支えられて、盛会のうちに無事終了させていただくことができました。　心から感謝申し上げます。　今回、フェスタ初参加の『Il Noborino(イル･ノボリーノ)』、200人分もの前菜を作るのは初めて～、と少々心配していましたが、ベテランのフェスタスタッフの頼もしいサポートのお陰で、お洒落な三品前菜がテーヴルに並びました。　ロビーを華やかに飾った大きなクリスマス・ツリーは、会場の雰囲気が盛り上がれば、と、スタッフメンバーが自宅から運んで下さったものです。

ゲスト出演して下さったフルート奏者・矢野正浩さん、実は指揮者としても活躍されています。　1月26日(土)『アンサンブル・神戸：特別演奏会』に出演されます。　詳しくは、同封のちらしをご覧ください。

★『南雲英代のクラシックコンサート』03月08日(土)午後2:00－4:00
＜大阪市西区区民センター＞
３月８日は、イタリアでは春の訪れを告げる『ミモザ祭』、女の子にミモザの花をプレゼントします。　日本の『桃の節句』のようなお祭です。　今回は、フラワーアーティストとのコラボレーション、初めての試みです。　クラシックコンサートを聴きながら、フラワーアレンジメントを作り上げる様子をも同時にお楽しみいただきます。　音楽のインスピレーションから生まれる花、花のインスピレーションから生まれる音楽。　会場を春の香りで包みます！
出演：南雲英代（ソプラノ）、正田歩（ピアノ）、矢野正浩（フルート）
フラワーアーティスト：村佐時数【数々の花コンテストでのグランプリ受賞、入賞、ウェディングフラワーのプロデュース、花専門誌デザイン、デモンストレーションなど幅広く活躍。”SQUARE”代表。】

★『NGOアフリカ友の会15周年記念講演』12月09日(日)午後2:00－4:00　
＜大阪千里ニュータウン教会＞
「NGOアフリカ友の会」15周年を記念して、代表･徳永瑞子と、関西学院大学COE専任研究員･内海博文の講演会が行なわれました。　その後ミニコンサート。　大阪千里ニュータウン教会の聖堂の響きはすばらしく、宗教音楽の演奏には最高の環境です。　カッチーニ『アヴェ・マリア』、ヘンデル『神に感謝す』、エルガー『アヴェ･ヴェルム』、モーツァルト『アレルヤ』ほか、イタリアのクリスマス･キャロル『君、星より降りたもう』、『今日はクリスマス』、ポルトガルのキャロル『アデステ』、イギリスのキャロル『初めてのクリスマス』、最後に、カトリック聖歌集から『しずけき』を全員で合唱しました。
いずれの宗教曲もそうですが、特に最初の３曲は残響の長いヨーロッパの教会聖堂での演奏が前提として書かれた作品であることから、残響の短い一般のコンサート会場では作品の魅力が十分に伝わりません。　千里ニュータウン教会のような好条件に恵まれた聖堂で演奏させていただけることは、作品が持つ本来の魅力を伝えることができる、本当に嬉しい機会です。
出演：ソプラノ･南雲英代、オルガン･三浦優子
詳しくはHPをご覧ください。(全８曲の演奏を聴くことができます。)
http://homepage3.nifty.com/st_peter/mns/sasg/2007_12_09/index.html

★『クリスマス・コンサート』12月21日(金)午後1:30～　
＜奈良：佐保会館（奈良女子大学校内）＞
このコンサートは、いつもサロンコンサートで魅力的なピアノを聴かせてくださる正田歩さんを、長年応援しておられるＨ夫人のご尽力で実現しました。　1928年(昭和３年)建設の｢佐保会館｣は、佐保会本部として現在も使われており、古都奈良にあって外観を和風とする二階建ての、すばらしい木造近代建築です。　当日は、エントランスから会場2階大ホールまで、さりげないクリスマス･オーナメントで飾られました。
休憩時間には、お茶とシフォンケーキ、クリスマスツリー型クッキーというお洒落なサービス、とてもアットホームで和やかな雰囲気に包まれました。　また、この会場にはルノアールの絵画に描かれているような、燭台付きアップライトピアノがあり、齢100歳を越えるこの大御所様を是非活躍させようと、ピアノの誕生と同じ頃に作曲されたラヴェルの『亡き王女のパヴァンヌ』を演奏。　重い象牙の鍵盤からは、いにしえの深みのある音色が聞こえてきました。　木造天井に響くスローなテンポが、100年ピアノには良く似合います。
出演:ソプラノ･南雲英代、フルート･矢野正浩、ピアノ･正田歩。

★『クリスマス・チャリティー・コンサート』12月22日(土)午後2:00－4:00　
＜芦屋市奥池：三浦邸＞
千里アフリカ友の会支援グループ（SASG）主催のチャリティーコンサート。
会場は、オルガニスト･三浦優子さんのご自宅です。　芦屋から有馬温泉への芦有道路の中腹、標高500ｍの奥池に、お伽の国から出てきたような北欧風の素敵なログハウスがあります。　暖炉の温もりがここちよい室内には、一階にグランドピアノ、吹き抜けの二階にはミニ･パイプオルガン。　ゆったり30人は入れる広いリビングスペースがあり、贅沢なホームコンサート会場です。
まずは、バッハのコラール前奏曲『み空より天使の群れ来たり』で、華やかにオルガン･ソロ・オープニング。　コレッリの『ラ･フォリア』でヴァイオリンの吉岡道子さん登場。　モーツァルトのモテット『踊れ喜べ汝幸いなる魂よ』は、ソプラノ、ヴァイオリン、
オルガンの三重奏アレンジを試みました。
竪琴の音色を模したショパンの練習曲『エオリアン･ハープ』は正田歩さんのピアノソロ。　楽しいイタリアン･メドレーは、歌とピアノで盛り上がり、最後は再びオルガンの響きと共にクリスマス･キャロルで締めくくりました。
終演後のティータイムには、Ｔ夫人がヨーロッパ菓子を焼いて下さいました。　お皿が汚れないようにと、予め小さな袋に人数分用意して下さり、皆大感激。
詳しくはHPをご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/st_peter/mns/sasg/2007_12_22/
(モーツァルト『踊れ喜べ汝幸いなる魂よ』の演奏を聴くことができます。)

　　　　　　　　　《L.S.N.仲間の近況です!! 》
☆昨年開催されたチャリティー「フレンドシップ・ガラ・コンサート」に出演した下岡万佑子(Sop.)さん。その成果で12月1日～10日までビエンチャン（ラオス）とプノンペン（カンボジア）を訪れました。ビエンチャンでは、ラオス芸術大学や芸術教員養成学校でコンサートを開き、リコーダー指導を。また、プノンペンではカンボジアのテノール、クォン･セシサークさんと一緒にコンサートを開きました。嬉しい文化交流報告は同封のレポートをご覧下さい（クリック PDF）。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（南雲英代）

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 Tel/Fax 06-6491-1219