今月のお便り　　2009年2月18日号　イタリア音楽協会 L.S.N.

春一番の便りが届きましたね。
ギリシャ神話でも、春の訪れは西風ゼフィルスが告げるといいます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか？

今年の冬、イタリアは大雪でした。飛行機のキャンセルが相次ぎ、私の帰国便もどうなることかと思いましたが、出発の朝は晴天、ほっとしたのもつかの間、テクニカルトラブルとのことでキャンセル。　せっかく預けた荷物を取り出し、一人ずつ再チェックイン、ソウル経由7時間遅れで帰国しました。　やれやれ。

私の思い出深いトリノの冬は、気温がマイナス13度にまで下がり、朝起きて窓のカーテンを開けようとするとバリッと破れ、大雪でミラノからの列車は4時間遅れ、所要時間1時間半程度なのにこの延着はオカシイと思っていたら、何とミラノを出発できないで立ち往生、中央駅に降積もった雪を駅員が箒で掃く写真が翌日新聞で紹介され、トリノ駅前公園の噴水は、水を噴き上げた形のまま巨大なプリンの様に凍り、魚屋で魚を買って家に戻るとしっぽが　カチカチ、冷蔵庫を開けると何だか暖かく感じた、音楽院在学中（3年生）1983年の寒波でした。

★『南雲英代のクラシックコンサート』03月07日（土）午後2:00－4:00　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜大阪市西区区民センター＞

春の訪れを感じ始める3月初め、「ウィーンの春」と銘打ってサロンコンサートを開催させていただきます。　共演してくださる二人のイタリア人演奏家は、共にウィーン国立音楽大学に留学された後同校の教授となられ、ソリストとしてはもちろんのこと、『Uniduo』というユニットを結成し国際的に活躍されています。　ウィーンの香りが漂う、明るい春の雰囲気につつまれるような音楽を、皆様におとどけしたいと思います。　どうぞ、お楽しみに！

出演：南雲英代　Hideyo Nagumo（ソプラノ Sop.）、
　　　マウロ・イウラート　Mauro Iurato（ヴァイオリン Vn.）
　　　ジュゼッペ・マリオッティ Giuseppe Mariotti（ピアノ Pf.）

≪詳しくは、同封のちらしをご覧ください。（クリック）≫

★ 『コンサート・コンファレンス2009』主催：イタリア音楽協会L.S.N.
02月22日（日）午後2:00－5:00 ＜大阪：ザール・ブルンネン＞
2009年度の、主催コンサート、チャリティー・コンサートなどの年間計画を、身近で応援下さる皆様のご意見を直接伺いながら、企画内容の充実を図ります。
第一部コンサート　出演：南雲英代（Sop.）、渡部良（Vc.）、正田歩（Pf.）
第二部コンファレンス（企画会議）

★ 『ベヒシュタイン・サロン・コンサート　N.5』主催：ザールブルンネン
01月25日（日）午後2:00－4:00　＜大阪：ベヒシュタイン・ザール・ブルンネン＞

今回は『Uniduoニューイヤーコンサート』と銘打って、F.クライスラー「美しきロスマリン」「愛の悲しみ」「愛のよろこび」、C.フランク「ヴァイオリンとピアノの為のソナタ・イ長調」など名曲の数々をお届けしました。　ホームページでは、初めて動画（成田為三「浜辺の歌」F.シューベルト「アヴェ・マリア」）を掲載しました。　是非ご覧くださいませ。

出演：マウロ・イウラート　Mauro Iurato（ヴァイオリン Vn.）
　　　ジュゼッペ・マリオッティ Giuseppe Mariotti（ピアノ Pf.）

≪ホームページ≫ 　http://homepage3.nifty.com/lasalanagumo/
→＜コンサート＞→『ベヒシュタイン・サロン・コンサートN.24』01月25日（日）14:00
（当日の写真、演奏された全ての曲を聴くことができ、アンコールの動画を見ることができます。）

　　　　　　　　　　《L.S.N.仲間の報告です!!》
☆昨年からヴェネツィアに料理留学中の劔持和代さん。2月上旬、今度は南の町バリのレストラン『Sottolarco』に行くことになりました。　「イタリア語は、自分ではまだ全然だめだと思っていますが、新しく日本の子がきて、私のことを、みんなと会話してるって言ってもらえたので、少しは上達してたみたいでうれしかったです。」　楽しんで頑張ってネ！

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（南雲英代）

イタリア音楽協会L.S.N. 
 Tel/Fax 06-6491-1219