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| G. ロッシーニ : 「悲しみと涙のうちに生まれて」オペラ『ラ・チェネレントラ』より |
（3'11" m4v：ウインドウズ・ヴィスタ/７では、QuickTimeのインストールが必要になる場合があります）
♪オペラ≪ラ・チェネレントラ≫
アンジェリーナのアリア
“悲しみと涙のうちに生まれて”
☆オペラ・ブッファ（喜歌劇）の名作≪ラ・チェネレントラ≫、分かりやすくいうと「シンデレラ」。ジョアッキーノ・ロッシーニによって（1792−1868）1817年作曲されローマで初演されました。
このアリアは、主人公アンジェリーナが王子に見出され、お城にお嫁入りが決まる第二幕第三場フィナーレで歌うものです。皆を赦して「私の辛かった日々は、夢であり戯れでした。」と、徐々に速度を上げながら、次第に心臓がドキドキしハッピーな気分が高まりテンションが上がってゆく様子を、連続した下降音形で明るく華やかに表現しています。
≪悲しみと涙のうちに生まれて≫
悲しみと涙のうちに生まれ、
私の心は、だまって耐えていました。
でも、花の年頃に、突然現れた虹のように、
私の運命は、変わりました！
皆さん、涙をふいてください。
なぜ、震えているのでしょうか？
私を抱きしめてください！
お姉様、友人の皆様、
どうか、私のもとに来て下さい！
もう、私は暖炉のそばで
ひとり哀しい歌を歌うことは
ありません。
ああ、私の長い胸の痛みは、
稲妻のよう、夢のよう、
ほんの一瞬の戯れだったのです。
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